小方厚さんの「音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか」(講談社ブルーバックス)読了。とても面白かったです。
音階(ドレミ・・・)が現在のようになった理由、和声的な美しさと旋律的な美しさ、クラシック・ジャズ・民俗音楽・現代音楽それぞれの類似性・相違点、将来の音楽の可能性、そういう話題が科学的(数学的)に説明されています。
音楽理論には数学的な概念が多いのですが、慣習的な用語などが数学の用法と違っていたりして、いわゆる理系の人が学ぼうとすると混乱することがあるんです。でも、本書の著者は本業が物理学者なのでその辺の注意も喚起してあって、とても読みやすい本になっています。
数学と音楽が好きな人にはお勧めです。
この本の著者です.
ご購読ばかりか,ブログにトラックバックもいただきありがとうございます.
正誤表を
http://www25.tok2.com/home2/atsushi1007ogata/corrections.pdf
に置きました.
たくさん間違っていて申し訳ありません.数式を多用したら...と思うとぞっとします.
よろしくお願いします.
投稿情報: 16トン | 2007/10/22 15:44
著者様直々のコメントありがとうございます。
正誤表も助かります!
投稿情報: 岡田 | 2007/10/22 23:38
あ、ひょっとして、小生にぴったりの
本かもしれません!\(^o^)/
あいや、つい先日「神様のパズル」
by 機本 伸司さん を読んだのですが、
その中での「ドの周波数」にまつわる
話がチンプンカンプンだったもので。\(^o^)/
投稿情報: Kimball | 2007/11/03 11:21