壊れるときはいろんなものが壊れます。(笑)
Linuxで動かしている実験用サーバーが絶不調。もう壊れる寸前という感じなので、新しいサーバーを構築。せっかくですから、インテルから最近発売になったAtomという省電力なCPUを使ってみました。
マザーボードはIntel D945GCLFを採用。CPU(Atom 230 1.6GHz)が作り付けで載っています。普通のデスクトップパソコンのCPUの消費電力が60Wくらいなのに対して、これは4W。右上の写真のように、小さな放熱板が付いているだけです。
これにメモリを乗せて、ケースに入れて、ハードディスクをつないで、Ubuntuをインストールすれば、サーバー1丁出来上がりです。
ワットチェッカーで消費電力を測ってみると、安静時で32W、最大で40Wくらい。普段使ってるデスクトップは安静時でも130Wくらい喰いますから、これならまあまあでしょう。CPUよりも周辺のチップセットだとかハードディスクが電気を喰っているようです。
性能的には、おおざっぱに言って同じクロックの一般的なCPUの半分くらいという感じです。消費電力は半分よりずっと少ないですから、とても効率の良いCPUだと言えるでしょう。欲を言えばチップセットももうちょっと頑張って省電力化してほしいものです。
省電力なパソコンは冷却なども楽になり、とっても静か。24時間稼働させるので、何よりもそれが嬉しいですね。
なお、同じ組み合わせ(D945GCLF+Ubuntu)を試す方のために付記しておくと、マザーボード上のEthernetコントローラが最近のLinuxカーネルと相性が良くないため、インストール前にBIOS設定で無効化しておく必要がありました。PCIバスに別のEthernetコントローラ(玄人志向GbE-PCI2、1000円以下で買えると思います)を挿して使っています。
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