スペクトラムアナライザという測定器があります。これは横軸に周波数、縦軸にその周波数の信号の強さというグラフを表示してくれる機械で、高周波用のちゃんとしたものは数十万~数百万円するのですが、そのやや簡易なものが GigaSite として安価に配布されています。私も GigaSt v5 を入手することが出来たので、さっそくテレビのアンテナ信号を見てみました。(ケースに入れるなどの作業はMZI Net Shopにお願いしました)
まずUHFの地上デジタル放送です。
左の孤立した山がNHK教育(物理チャンネル13)、右の連なった山は左から順に、CBC、中京テレビ、NHK総合、東海テレビ、メ~テレ、テレビ愛知(それぞれ物理チャンネル18~23)の信号。テレビ愛知だけ電波がかなり弱いことが判ります。(他が中京広域圏放送なのに対して、テレビ愛知は県域放送のため)
実際、うちでは部屋と時間帯によってはデジタルのテレビ愛知がうまく見えなかったりします。
次にBS放送。BSはアンテナのところでやや低い周波数に変換されるので、その変換後の信号(BS-IF)を見ています。
尖った山はBSアナログ放送、頂の丸い山はBSデジタル放送の信号です。BSデジタル放送では、ひとつの山に複数の放送が入っています。
BSのすぐ上の周波数が110度CS放送(スカパー!e2)です。
現在販売されているBSアンテナは、ほとんどが110度CS放送にも対応していますが、うちのBSアンテナは20年以上前(まだBSが試験放送だった頃)に設置した年代物なので、周波数が高くなるにしたがって信号が弱くなってしまっています。実際、うちではスカパー!e2は一部のチャンネルしか受信できません。
なお、私の部屋のアンテナ端子からそのままGigaStへ繋いだのでは、信号が弱すぎるため、ブースター(DXアンテナ GCU41L1)を通した信号を観測しています。また75Ωと50Ωのインピーダンス変換もちゃんとやっていないので、そのためのロスもあると思います。このブースターは、いずれ正式にアンテナ直下に取り付ける予定。これでテレビ愛知の受信状態が改善されると良いのですが。
コメント