読売日本交響楽団の定期演奏会。曲目はマーラーの交響曲第7番「夜の歌」。サントリーホールの広い舞台から溢れそうなくらいの大編成オーケストラで、人数が多いだけではなく珍しい打楽器なども使われます。(一部は舞台の外、オルガン前の通路で演奏)
この7番はマーラーの交響曲の中では割と(ひょっとすると一番?)人気のない曲かもしれません。Wikipediaにも「構成上問題があるとの指摘が多い」なんて書かれていますが、個人的には、
- 第1楽章 雄大な交響詩
- 第2・3・4楽章 3章仕立ての色彩豊かな「夜の歌」
- 第5楽章 とにかく派手で爽快なフィナーレ
という、それぞれ単品でも成立するメニューが三品並べられたフルコースだと思えばしっくりくるように思います。
壮大な構成の第1楽章、とにかく美しい中間楽章、最後は鐘や太鼓の大騒ぎ(笑)。1曲だけの演奏会にもかかわらず、3曲以上聞いたような大満足コンサートでした。
演奏機会の少ない曲ですが、もっと人気が出ても良いんじゃないかと思います。
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