iPadを入手して一ヶ月、来週には正式に日本でも発売されるので、改めて感想を書いておこうと思います。
電池の寿命
とにかく電池はよく持ちます。一日中人に見せたりして使っても、まだ電池が半分残っているという感じ。一泊程度の出張であれば充電器を持って行く必要が無いかもしれません。
ユーザインターフェース
視野角が広くコントラストの高い液晶、Mac譲りの美しいフォント、素早い応答、慣性を持たせた滑らかなアニメーションなど、とにかく触り心地が良く、使っていて楽しくなります。
また、日本語のフォントの美しさは、読書端末としても大きなアドバンテージだと思います。
コミュニケーション
iPadは机の上に平面に置くと、ノートパソコンのように液晶が立っていませんし、液晶の視野角も広いので、人から丸見え。これはパーソナルなツールとして考えると欠点なのですが、逆にこのことにコミュニケーションのツールとしての可能性を感じます。
iPadを間に挟んで一緒に写真を見たり、iPadを囲んで一緒に操作したりするのがなかなか楽しく、これはパソコンや携帯電話のようなパーソナルなデバイスとはちょっと違う世界だと思います。また見て貰いたい書類を開いて、iPadごと渡して見て貰うというような使い方も面白いです。
新しいカテゴリ
iPadを「パソコンの代わり」と考えると、単なる不自由なパソコンかもしれません。また「大きい携帯電話」と考えると、やたら重くて電話も掛けられない不便なデバイスと感じるでしょう。でもiPadを触っていると、このデバイスが何か新しいカテゴリを開拓するもののような予感を感じます。そういえば25年前、最初の Macintosh に触れたときにも同じような感覚がありました。