地元、愛知県芸術劇場でソフィア国立歌劇場の来日公演、演目はマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」とプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」です。(11月8日公演)
世界的に著名な歌手が出るわけではありませんが、とても粒ぞろい。サントゥッツァ、トゥリッドゥ、スキッキ、ラウレッタといった主役級だけでなく、ちょい役、脇役まで良い声で、また演技面でも皆熱演していました。
演出も「カヴァレリア」は電飾の付けられたお祭り気分の教会に、復活祭のパレードで、いかにもイタリアの田舎町へ行ったような気分、「スキッキ」は部屋ごと回転する寝室など仕掛けの多いコミカルなもので、どちらもとても良かったと思います。こんな大きなセットを持って日本中回るなんて大変だろうなと余計な心配をしてしまったり。
長さはどちらも1時間程度ですが、かなり違うタイプのオペラ。この組み合わせはなかなか面白いと思いました。しかも歌手だけでなく、指揮者まで別人という完全な(?)二本立て(演出だけが共通でプラーメン・カルターロフさん)。ちょっと贅沢な気分になりますね。
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