クラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ」びわ湖ホールに行ってきました。(4月28日)
多くのコンサートが開催されますが、私は以下の5本のコンサートをハシゴしました。
フェイサル・カルイ指揮・ラムルー管弦楽団(大ホール・11:15〜12:15)
- デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
- ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調(ピアノ:児玉桃)
- ラヴェル:ボレロ
ラヴェルのピアノ協奏曲は色彩豊かな素晴らしい演奏。児玉桃さんのテクニックが光っていました。
ボレロ、指揮者は開始の合図だけ出して、あとは直立不動。途中から首や腰を少しだけ動かしてましたが、腕と指揮棒を振ったのは終盤、トゥッティになってから。よほどオケを信用してないと出来ないでしょうね。音楽的にもとても素晴らしい「ボレロ」でした。
ラヴェル:オペラ「子どもと魔法」(室内オーケストラ版・演奏会形式)(中ホール・13:00〜13:45)
びわ湖ホール声楽アンサンブル
ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団(指揮:園田隆一郎)
演奏会形式とはいえ、衣装・演技などを付けた本格的な公演でした。なかなか面白かったです。日本センチュリー交響楽団・篠崎靖男(指揮)(大ホール・14:30〜15:30)
- ビゼー:「アルルの女」第1組曲
- ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ギター:カニサレス)
- ビゼー:カルメン組曲より
アランフェス協奏曲も良かったですが、カルメンが大迫力でした。児玉麻里・児玉桃(ピアノ・デュオ)(中ホール・16:15〜17:00)
- ドビッシー:「小組曲」第1曲・第3曲
- フォーレ:「ドリー」第1,2,3,4,6曲
- ビゼー:「子どもの遊び」第3,2,12曲
- ミヨー:子どもらしさ
- ラヴェル:マ・メール・ロワ
すべて連弾。思わず爽やかな気分になる楽しいコンサートでした。曲目変更がありました。フェイサル・カルイ指揮・ラムルー管弦楽団(大ホール・17:45〜18:45)
- サティ:ジムノペディ第1番(ドビッシー編曲・オーケストラ版)
- サティ:ジムノペディ第3番(ドビッシー編曲・オーケストラ版)
- ドビッシー:牧神の午後への前奏曲
- サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
- サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:アンヌ・ケフェレック)
オーケストラ版のサティが新鮮でした。サン=サーンスのピアノ協奏曲はアンヌ・ケフェレックさん熱演でした。
1日で5本のコンサートというのも初の経験でしたが、心地よい疲労感と充足感。天候にも恵まれた素晴らしい音楽祭となりました。