来日中のチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、日本公演の最終日となる11月4日、愛知県芸術劇場コンサートホールの公演へ行ってきました。
アンコールの含めて以下のようなプログラムとなりました。
- グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
- ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
- プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリンソナタ ニ長調 op.115 第3楽章(ヴァイオリニスト アンコール)
- (休憩)
- チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
- (以下、アンコール)
- ブラームス:ハンガリー舞曲 第3番
- ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第3番
- 文部省唱歌「ふるさと」(イルジー・カラフ編曲)
「ルスランとリュドミラ」の最初の弦の音が鳴り始めた瞬間、「おっ、これは凄いオーケストラだ」と感じる音。若きコンサートマスター、ヨゼフ・シュパチェックがソリストを務めたブラームスのヴァイオリン協奏曲も端正な演奏で良かったです。
前半のどちらかといえばオーソドックスで整った演奏に対して、後半のチャイコフスキーは指揮者(イルジー・ビエロフラーヴェク)によって構成された演奏という感じ。想像していたロシア〜東欧のイメージではなく、ドイツのオーケストラのようだなと思いましたが、そういう部分も含めてなかなか良かったです。
アンコールもたっぷり3曲。おそらく日本のために用意したであろう「ふるさと」も、なかなか凝った編曲で感動的。さすが名門オーケストラと思わせる素晴らしいコンサートでした。