兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで大阪大学交響楽団の第102回定期演奏会(1月26日)。毎度身内ネタで申し訳ありませんが、この演奏会で甥が最後のコンサートマスターを務めるとのこと。こちらまで感慨深いものがあります。
曲目は、
というオールドイツ・ダブルシンフォニー・プログラム。
フンパーディンクではこの曲に相応しい、ウキウキするような演奏。コンサート気分が盛り上がります。ベートーヴェンも緻密な良い演奏だったと思います。
そして甥がコンサートマスターを務めるブラームス。叔父の贔屓目を別にしてもなかなか感動的な演奏。この曲は第2楽章の後半にコンサートマスターのソロがあるのですが、オーケストラの中に埋もれることなく綺麗に溶け込む良いソロだったと思います。
今回の指揮者は蔵野雅彦さん。全身を使った指揮は見た目にも楽しく、またおそらく未熟な部分も多いオーケストラを細かく引っ張っていたように思いました。全体としてオールドイツプログラムに相応しい、大きなスケールを感じることができました。
聴衆の反応もなかなか良く、こちらまで感無量。こんな素晴らしいホールで満員の聴衆から喝采を受けるなんて、本当に幸せですね。