マリインスキー歌劇場管弦楽団来日公演、10月15日、サントリーホールの公演へ行って来ました。
この日の公演はストラヴィンスキーの3大バレエ音楽を一挙に演奏するというもの。
という、プログラムです。(当初の予定では「ペトルーシュカ」の後に休憩でしたが、「火の鳥」の後に変更となりました)
大編成のオーケストラを指揮するのはもちろんワレリー・ゲルギエフ。なぜか「焼き鳥の串」のような短くて細い指揮棒を使っていました。
「火の鳥」はよく演奏される組曲ではなく全曲版ということでかなりの大作。そのダイナミックな音楽にいきなり圧倒されます。息を飲むような演奏に、聴くほうもかなりパワーを使いました。この曲の後に休憩を入れたのは正解でしょう。
20分の休憩を挟んで「ペトルーシュカ」は優美な演奏。そして最後は疾走するようなテンポワークが冴え渡る「春の祭典」。まるで3回コンサートへ行ったような、とても贅沢で満腹感のあるコンサートでした。