小澤征爾音楽塾の公演、今年はヨハン・シュトラウスの「こうもり」です。2月27日東京文化会館の公演に行ってきました。
若い小澤征爾音楽塾オーケストラを、小澤征爾さんと村上寿昭さんが振り分けします。 舞台のオリジナルプロダクション(装置・小道具・衣装)はオットー・シェンクによるメトロポリタン歌劇場所有(1986年初演)のたいへん豪華で細部まで作り込まれたもの。
歌手陣は外国人主体でとてもレベル高かったです。皆さん歌声はもちろん、演技やダンス、アドリブでも大活躍。第2幕では東京シティ・バレエ団の豪華なバレエも華を添えていました。
第3幕ではフロッシュ役の笹野高史さんが、お約束のものから時節ネタまでギャグ満載。小澤征爾さんのグラミー賞受賞直後ということもあって、そのあたりも話題になっていました。
音楽の素晴らしさはもちろん、豪華なセットに一流の歌手で、細部まで丁寧に仕掛けのあるサービス満点の公演。とても楽しい時を過ごすことができました。