8日のオテロ公演でのエレナ・モシュクがなかなか良かったので、9月19日のリサイタルにも行って来ました。会場は東京オペラシティコンサートホール、ピアノは浅野菜生子さんです。
曲目は、
- グノー=バッハ:アヴェ・マリア
- シューベルト:アヴェ・マリア
- カッチーニ:アヴェ・マリア
- サン=サーンス:アヴェ・マリア
- マスカーニ:アヴェ・マリア
- ヴェルディ:アヴェ・マリア
- 「運命の力」より “天使なる聖母よ”
- 「オテッロ」より “アヴェ・マリア”
- 「第一次十字軍のロンバルディーアの人々」より “御身に、聖なる乙女よ”
- (休憩)
- ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」より “ばら色の光が私に”
- ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」より “私の生まれたあのお城へ連れて行って”
- ドニゼッティ:「ロベルト・デヴェリュー」より “生きるがいい、裏切り者よ…あの流された血は”
- ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」より “ありがとう、愛する友よ”
- ヴェルディ:「マクベス」より “勝利!”
- ヴェルディ:「イル・トロヴァトーレ」より “恋はばら色の翼に乗って…私ほどお愛ししたものが他になかったと”
- (以下、アンコール)
- ポルトガル民謡:ファド・孤独
- ヴェルディ:「椿姫」より「花から花へ」
- プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」
- ロドリーゴ:恋のアランフェス
というわけで、前半は「アヴェ・マリア」特集。聖母というよりまるで天使のような柔らかい歌声で、穏やかで温かい、幸せな持ちになります。いろんな「アヴェ・マリア」聞き比べという趣向も面白いですね。
後半のオペラ曲はもう圧巻のテクニック。パワフルでありながらよくコントロールされた歌声。4年前のヌッチとの共演も思い出しながら、あの当時からまったく衰えないパワーに感激。
よく耳にする曲も多く、楽しいリサイタルとなりました。