エレキットのTU-872という真空管アンプを使っています。数年前、キットを買って自分で製作したものなので、回路も判ってるし、何よりも自分で作ったものなので愛着が沸きます。もちろん音の方も満足。(一般の方が「真空管」でイメージされるようなレトロな音ではありません)
これが突然故障。左側だけ音が小さくなってしまいました。2A3という出力段の真空管が片側不良のようで、左右差し替えてみると右側の音が小さくなります。
たまたま1本だけ、別のメーカーの2A3(真空管は同じ型番・規格で複数のメーカーが作っているものが多いのです)を持っていたので、これに差し替えて修理は完了。しかし、この2A3がキットに元から付いてた2A3に比べてえらく大きいのです。ご覧のようにずいぶんと非対称な外観のアンプになってしまいました。
ちなみに大きいほうがスロバキアのJJ社製、小さい方がロシアのSovtek社製です。音のほうも多少は違うのでしょうが気になるほどではありません。コンサートなどでもちょうど中央で聞くことなんてありませんから、とりあえずは気にしないことにしましょう。(笑)
気軽に真空管を差し替えたり、互換性のある別のものを試してみたり出来るのも真空管アンプの面白いところですね。