一週間くらい前にアンジェラ・ゲオルギューのチケットが大安売りされていることを発見。ちょうど東京出張と重なっていたので、サントリーホールの11日の公演に行ってきました。
ゲオルギューといえば世界を代表するソプラノ歌手。オペラ界の大スター。昨年の英国ロイヤルオペラ日本公演で椿姫のヴィオレッタをやる予定がキャンセルになったりしてますから、来日は実に6年ぶり。さぞや盛況であろうと思ったら、・・・
私の席は2階のLBブロックという場所でホール全体が見渡せるのですが、客席がガラガラなのです。1階席中央前列の一番良い場所でも1/4程度の入り、2階席の上のほうに至っては数人のかたまりが数カ所ある程度。ざっと数えても200〜300人というところでしょう。念のために書いておくと、場所はサントリーホールの約2000席ある大ホールのほうです。
オーケストラ(日本フィルハーモニー交響楽団)によるナブッコ序曲が終わり、ゲオルギューがステージに出てくると、一瞬ぎょっとした顔。それでも1曲歌い終わると苦笑いを浮かべながら英語と身振り手振りで「みんな前に来て」と自由席宣言(?)。お客さんは1階の前のほうなど好きな席に大移動。なんとも珍しい光景です。
ゲオルギューの歌声はやはり素晴らしく、それなりに盛り上がったコンサートにはなりました。何曲も歌いましたが、特にルサルカの「月に寄せる歌」が美しく印象に残りました。
また、脇役のボグダン・ミハイという若手テノール歌手もなかなか良かったです。ロッシーニが得意のようでフローレスを若くしたような感じでした。
というわけで希有な体験となったコンサートでした。しかし、もうちょっとなんとかならなかったものですかねえ。