東京・春・音楽祭「ワルキューレ」

Harusai2015昨年から始まった東京・春・音楽祭の「ニーベルングの指輪」、昨年の「ラインの黄金」に続いて、今年は「ワルキューレ」。4月7日の公演に行って来ました。

オーケストラは昨年と同様、マレク・ヤノフスキの指揮するNHK交響楽団。ゲストコンサートマスターにはウィーンフィルでお馴染みのライナー・キュッヒルさん。感情に流されない、論理的かつクールでありながら嫌味のない、また長丁場の音楽を飽きさせない、素晴らしい音楽構成だったと思います。

また今回特筆すべきは歌手陣。第1幕ではロバート・ディーン・スミスジークムントと、ワルトラウト・マイヤージークリンデ、第2幕ではエリーザベト・クールマンのフリッカ、そして第2幕・第3幕ではエギルス・シリンスのヴォ―タンと、キャサリン・フォスターブリュンヒルデ、主要な歌手が世界のトップレベルの粒ぞろいで、素晴らしい歌声を聞かせてくれました。演奏会形式ということで、指揮者と歌手の目配せなどもよくわかって、なかなか面白かったです。

これだけ音楽のレベルが高いと演奏会形式であることがデメリットではなくなりますね。来年の「ジークフリート」、再来年の「神々の黄昏」と、どんな音楽を聴かせてくれるのか、今からとても楽しみになりました。