新国立劇場、芸術監督が替わった2010/2011シーズンの開幕はR.シュトラウスの「アラベッラ」。私は8日に見に行きました。5月にもこの劇場で「影のない女」を見ましたから、R.シュトラウスの連チャンという感じです。
第1幕、ウルフ・シルマー指揮の東京フィルから優雅な音楽が流れてきます。アラベラとズデンカの2重唱、1幕終わりのアラベラの独白と、本当に美しい音楽が切れることなく続きます。本当に音楽が美しくて、目を瞑るとそのまま寝ちゃいそうなくらい(笑)。
休憩をはさんで第2幕の舞踏会。フィリップ・アルローの演出はちょっとドタバタ風味で実に楽しい。眠気も一気に覚める感じ(笑)。
第3幕前半はドタバタの続き。助演者などの細かい動きや森英恵さんの衣装もいい感じ。静かなラストシーンも良い余韻が残りました。
歌手ではマンドリカ役のトーマス・ヨハネス・マイヤーとタイトルロールのミヒャエラ・カウネが特に良かったです。フィアッカミッリ役の天羽明惠さんも美しいコロラトゥーラと楽しい演技で第2幕に花を添えていました。
芸術の秋の幕開けに相応しい優雅な公演。帰路につく観客がみんな幸せそうな顔でした。