
大ホールより一足先に改修工事が終わった愛知県芸術劇場コンサートホールで、セントラル愛知交響楽団の第89回定期演奏会。私はこの楽団の定期会員ではないのですが、下記のプログラムを見たら行かずにはおれません。
- 武満徹:ノヴェンバー・ステップス
- J.S.バッハ:小フーガBWV.578(オーケストラ編曲版)
- サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
ノヴェンバー・ステップスは琵琶と尺八のための協奏曲といえば良いでしょうか。琵琶奏者(北川鶴昇)と尺八奏者(野村峰山)の和装は当然としても、指揮者(小松長生)まで紋付羽織袴で出てきたのにはちょっと驚きました。曲が始まると、琵琶の攻撃的な音色、尺八の存在感ある音、左右対称に配置されたオーケストラの美しい不協音に魅了されます。特に終盤の長いカデンツァの緊張感は凄かったです。
2曲目の小フーガはオマケくらいに考えていたのですが、オルガン曲をオーケストラで演奏することで、次のオルガン付き交響曲との良い対比になっていました。
そして、3曲目。サン=サーンスの交響曲第3番。子供の頃から大好きな曲です。パイプオルガンの空気を震わす低音だけは、どんな高価なオーディオでも再現は難しいでしょう。この曲を生で聞けるだけで幸せです。今日の演奏も、特に後半がとても良かったです。大迫力のサン=サーンスでした。
一番良い席でも4,000円ですから、コストパフォーマンス抜群のコンサートと言えるでしょう。地元のオーケストラもなかなか良いものですね。