時間封鎖

ロバート・チャールズ・ウィルスン時間封鎖」(原題:Spin)読了。2006年のヒューゴー賞長編小説部門受賞作です。

恒星間航行だとかテラフォーミングといった壮大なテーマを取り上げたSFで問題になるのは時間の壁。人間の一生は宇宙スケールの仕事のためには短すぎるのでしょう。この小説は単なる「封鎖もの」に止まらず、そういう「時間問題」の解決として・・・、おっと、これ以上書くとネタバレになってしまいますね。(笑)

壮大なテーマを扱ったハードSFなのですが、科学の部分でのいわゆる衒学的な記述は少なく、むしろ(異常な環境下の)人間ドラマとして楽しめました。あまりSFに馴染みの無い方のSF入門にも良いかもしれません。翻訳もとても読みやすいです。

これが三部作の第一作になる予定とのことで、今から続編が楽しみです。