東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団 第34回定期演奏会

Feuerwerk34th東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団、今回の定期演奏会は少し遅めで2月20日ティアラこうとうでの開催となりました。前回ヴィオラを弾いた甥っ子は、今回は3曲ともヴァイオリンに復帰です。

という、ロシア・プログラム。指揮者は原田幸一郎さんです。

指揮者は変わってもアマチュア離れした演奏は健在。特に後半「冬の日の幻想」の緻密な演奏が際立っていました。ハープが大活躍するアンコールも良かったです。

いつものオーケストラですが、また大いに楽しませてもらいました。

バレンボイムのブルックナー

Toshiba_grand_2016サントリーホールで行われたダニエル・バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)によるブルックナー交響曲ツィクルス(全曲演奏)、私は2月19日の公演に行きました。当日のプログラムは交響曲第8番(ハース版)のみです。

私の席はオーケストラ真横のLAブロックで、指揮者とともに大編成のオーケストラの動きがとてもよく見えます。大編成の弦楽、美しい木管、輝く金管、優美なハープ、視覚と聴覚の同調もあって、どんどん音楽へ引き込まれていきます。

 特に第3楽章の美しさは、オーケストラの音が自分に入ってくるのではなく、自分がオーケストラへ吸い込まれていくような格別の感覚。

1時間半くらいの非常に長い交響曲ですが、まさに夢のような時間を過ごしました。実を言うと少々苦手意識のあったブルックナーですが、これからは大好きになりそうです。

反田恭平ピアノリサイタル

Sorita_kyohei_201601こちらもかなり前になりますが、1月23日、反田恭平さんのピアノリサイタル。会場はサントリーホールでプログラムは以下の通りです。

夢見るように美しいモーツァルト、正確な技巧に舌を巻くバラキレフ、前半から反田さんの世界に引き込まれます。

そして後半のリストはまさに独壇場。この人いったい何本指があるんでしょうと言いたくなるような人間離れした超絶技巧を持ちながらも、一方で人の心の底へ深く語りかけてくるような演奏。終わった後も暖かい気持ちで帰れるような素敵なコンサートでした。

まだ21歳の反田さん、前回聴いたオーケストラとのコンサートとはまた違って、今回はいろんな引き出しの中を見せてもらった気分。今後の活躍も本当に楽しみですね。

リッカルド・ムーティ/シカゴ交響楽団「運命」「巨人」

Muti-cso-2016ブログ書くのが大変遅くなってしまいましたが1月18日、東京文化会館リッカルド・ムーティ指揮のシカゴ交響楽団のコンサート。

メインディッシュになるような交響曲の2本立てという贅沢なプログラムです。

前半の「運命」からオーケストラは大編成。後半に大作が控えるためかもしれませんが、劇的ながらも過剰になりすぎないクールな演奏だと感じました。

そして後半の「巨人」は感動的。美しい中間楽章に壮大なフィナーレ。大編成のオーケストラが一つになって奏でる音楽。まさに王道という演奏に圧倒されました。

実はシカゴ交響楽団を生で聴くのは高校1年のとき(1977年)以来。ゲオルク・ショルティの指揮でメインはベルリオーズ幻想交響曲だったと記憶していますが、このときの演奏に感激したのがクラシック音楽にハマるきっかけの一つ。そういうのを思い出して、少し懐かしい気分にもなりました。

バッティストーニの「第九」

Battistoni_beethoven_no912月18日は東京フィルハーモニー交響楽団の第九演奏会。指揮はアンドレア・バッティストーニ、会場は東京オペラシティコンサートホールで以下のようなプログラムです。

第九の第1楽章が始まるといきなりの速いテンポで多少面食らいますが、楽章を進むにつれて説得力を感じる演奏。前回の「展覧会の絵」で感じたバッティストーニの「凄み」は第九でも健在。

結果的には1時間を切る演奏だったようですが、第1楽章のテンポを除けばそれほどの違和感もなく、奇抜というよりむしろ新しい感動を与えてくれる新時代の第九演奏という印象を持ちました。4人のソロ歌手と合唱も良かったと思います。

私たちの席はステージ真横の2階、オルガンの近くでしたが、バッティストーニのダンスするような指揮もよく見え、また「第九の合唱が下から響いてくる」という希有な体験もなかなか面白かったです。

クリスマスから年末年始の忙しい時期に向けて「人類愛というエネルギー」を貰ったような、素晴らしい演奏会でした。

ショパン国際ピアノ・コンクール 優勝者リサイタル

Cho-seong-jin11月23日は東京オペラシティコンサートホールショパン国際ピアノコンクール優勝者リサイタルへ行ってきました。

今年の優勝者はチョ・ソンジンさん。下記のようなプログラムでした。

(早めに会場を出たためアンコール2曲目のバッハは聴いておりません)

思わず「パーフェクト」と言いたくなるようなテクニック、とても丁寧に構成されながら決して感情過多にならないクールな演奏に感激。と思ったら、アンコールの「英雄」ポロネーズでは一転、感情を前に出したような情熱的な演奏で、さらにガツンとやられました(笑)

きっと多くの引き出しを持ってる人なんでしょう。演奏会の余韻に浸りながら、この人の演奏でいろんな曲をきいてみたいな、なんて思いました。

ワルシャワ室内歌劇場「フィガロの結婚」

10月17日はオーチャードホールポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場の引っ越し公演。モーツアルトの「フィガロの結婚」を見てきました。(1日2回公演なのですが、私が見たのは14時開始の公演)

特にスター歌手が出ているわけではないのですが、良い意味でオーソドックスで丁寧な演出。歌手陣、合唱、オーケストラもレベルが高く、とても楽しい公演でした。

ちょっと変わっていたのは、ケルビーノ役が男性(カウンターテナー)だったこと。この歌手の方(ヤン・ヤクブ・モノヴィド)の歌声も素晴らしかったです。

いろんなオペラを見ていますが、改めてオペラの楽しさを教えてもらった気分。まさに「ああ、これでみんな満足」(第4幕ラストシーンの歌詞)ですね。